キラキラ☆プリキュアアラモードの1話を見て気になったポイントをまとめてみました。
1..衝撃の実写パート
やはり長期シリーズものの1話というのは安心感があると同時に、既視感もあり過去作とどのように差別化していくが常にテーマになります。なので私も1話で何か今までにない刺激的な演出や設定などが見たいなあ、と感じていました。
そして実際放送された1話はセンセーショナルでした。特にそう感じたのが実写パートの存在です。
まあ確かに、本編後とか前にちょっとした実写パートを挟むのは分かります。プリティーリズムで散々見慣れてましたからね。
しかしまさか本編中にいちかがケーキ作りをする演出として入れてきちゃうとは!なんという大胆な演出でしょう。
この発想には驚きでした。多分2話以降も見られるでしょうから、このアニメの一つの見所として話題になりそう。
2.肉弾戦は封印もアクションは健在
変身したキュアホイップがプリキュアのお約束であり恒例行事の「初めてプリキュアに変身した主人公が、自らのジャンプ力に驚く」を見事にやってくれました。
これで変身したことにより身体能力が超人レベルになったことを分かりやすく表しているわけですね。
今作では放送前に「肉弾戦封印」との公式発表があったので、てっきりこの描写も今作では無いんじゃないかと思っていましたが、しっかりあったのでまずは安心。
さらにキュアホイップ、ウサギの特性?で見事な俊敏性を披露し、改めて身体能力の高さを知らしめます。
だがしかし、歴代の先輩のように拳で反撃しようという発想には至らず。むしろなぜ今までのプリキュアが変身したら躊躇なく拳を振り回せたのかも謎が残るところですが……。
いちかちゃんはプリキュア以前の変身美少女アニメのマインドの持ち主なのは間違いありません。
まあ肉弾戦はないにしても回避に高い機動力は必要だし、クリームを使ったトリッキーなアクションが戦いの軸となっていくようなので、アクションシーンというプリキュアの見せ場は受け継がれていきそうです。
3.主人公、宇佐美いちかは基本明るいが年齢相応の弱さを持った子
プリキュアの主人公は基本的に明るく元気な子が多いですが、中には大人しい子(花咲つぼみ)やトラウマがある子(愛乃めぐみ)のようなタイプもいました。
いちかちゃんはお母さんと離れて暮らしているのが悩みのタネであり、お母さんが帰ってこれないと電話がかかってきたときには笑顔を曇らせて、明るさも鳴りを潜めてしまいました。病気のお母さんを支えるためにがんばってためぐみに近いタイプなのかなと予想しますが、それにしても第1話から主人公がこういった心の「弱さ」を見せるのは珍しいです。そういった意味ではつぼみに近いです。
敵に迫られた時すぐあきらめて渡そうとしたのも、今までのスポ根精神溢れる主人公像とは違う、ピンチの時ネガティブになってしまう弱さを持った、年齢相応な普通の女の子、ということなのかなと。
そう考えれば、いきなり現れた敵にパンチやキックで戦えないのも、まあ納得です。
というかやっぱり今までの先輩方が、女子中学生にしては勇敢すぎたのか……!?
と、まあ私が気になった点を3点ほど挙げてみました。
全体としては「すごく朝アニメ感のある朝アニメ」だなあと。何を当たり前のこと言ってるんだ状態ですが。
あとエンディングCGは素晴らしいですね。今回はより手描きアニメに近い感じにしてきたのが良いと思います。
作画陣も今までにない方々が起用されてるみたいですし、また1年間フレッシュな気持ちで楽しめるアニメになりそうです。
とりあえず、立神あおいちゃんに期待。でもひまりちゃんもなんか良さげですよね……。。