私が2017年に面白い!と思った美少女アニメをまとめてみた。
選考基準
・女の子が主人公であること
・2017年に始まった新作アニメであること
・深夜枠のアニメであること
・百合要素があること
プリンセス・プリンシパル
監督:橘正紀
主演:今村彩夏、関根明良
制作:Studio 3Hz、アクタス
19世紀のロンドンを舞台にした、スチームパンク&美少女スパイアクション。
派手なアクション、練り込まれた設定、美しいメカニック、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター達、意外性のあるストーリー、そして濃厚な百合。
なんだか月並みな褒め文句しか出てこない。が、やはりこの作品で1番引き込まれたのは、それぞれ過酷な境遇を背負っている美少女キャラクター達だろう。
スパイの5人が危ういながらもなんか仲良くやってる、そんな所が観ていて楽しかった。特にアンジェとプリンセスからは目が離せない。
ラストはやや盛り上がりに欠けた印象だが、まだまだこれからが期待できるアニメだ。ぜひ2期の発表を待ちたい。
リトルウィッチアカデミア(TVシリーズ)
監督:吉成曜
主演:潘めぐみ
制作:TRIGGER
元々短編アニメだったが、クラウドファンディングによる劇場版を経て待望のTVシリーズ化。
夢と希望溢れる主人公アッコが、一人前の魔女を目指してワクワクの魔法学園生活を送るアニメ。
ストーリーは王道ながら、劇場版よりは変化球を混ぜてきた感じだ。特に第2クールはそんな感じだった。
魔法少女や魔女っ子好きな私にとっては大好きな作品だった。
キラキラしている作品ゆえ、女児にも見て欲しい。というか実質女児アニメだ。
深夜枠にする必要はなかったが、おもちゃ会社やゲーム会社の後ろ盾が無いと現在の日本では朝や夕方には放送枠を取れない。“嫌われ者”のNHKを除いて。
そこは残念な所だ。
またストーリー上で少し残念だったのは、劇場版では主役級の扱いだったロッテとスーシィの活躍が少なかったことだ。代わりに、アーシュラ先生とダイアナが活躍。
宝石の国
監督:京極尚彦
主演:黒沢ともよ
制作:オレンジ
この登場人物の宝石たちは「無性別」で、正確には女の子主人公という選考基準から外れるのだが、みんな女性声優が演じているのでノミネートした。
このアニメは3DCGの表現を1歩も2歩も未来に進めた。
宝石の体を持つキャラクターの顔や四肢が砕けたりする表現は、今までどの映像媒体でも見たことがないもので、斬新だった。決してグロテスクではなく、ただ美しい。
バトルシーンも、どこを切り取ってもまるで現代アートのよう。
ストーリーはせっかくキャラを覚えてきた所で終わってしまい、そこは漫画原作アニメの弱みだった。
また主人公のフォスフォフィライト(噛みそう)だが、序盤のかわいい雰囲気から変わってしまって少し残念な気持ちになった。
フレームアームズ・ガール
監督:川口敬一郎
主演:日笠陽子、佳穂成美
制作:ハートビット
「ヒミツのここたま」の登場キャラが全員女の子だったら良かったのになあ。そんな願望に応えてくれるアニメだった。
小さなロボットの美少女達が、人間の美少女の家に住む。これだけでなんとも唆るではないかガルパンやストライクウィッチーズシリーズでお馴染みの島田フミカネのキャラデザも良い。
また玩具の販促も兼ねているのでホビーアニメの要素もある。アームを装着するバンクがあったり、3DCGバトルがあったりね。
キッズアニメ好きにはたまらない深夜アニメとなった。
つうかあ
監督:田村正文
主演:古賀葵、田中あいみ
制作:SILVER LINK.
SILVER LINK.10周年を記念してつくられたオリジナルアニメ。
コンセプトは女子高生×モータースポーツで、キャラがたくさん。
そんなわけでガルパンの二番煎じを狙った感のあるスポ根アニメを期待されたが、実はレースよりも毎回のように百合ップルが喧嘩するのが見所のアニメだった。
ちゃんとモータースポーツとスポ根をしているのは最終回のBパートくらい。そこは熱いんだけどね。
今年モータースポーツにハマっていた私だからこそ楽しめたアニメかも。トップギアにハマり、DAZNでF1を見まくっていたのだ。
南鎌倉高校 女子自転車部
監督:工藤進
主演:上田麗奈
制作:J.C.STAFF、Xanthus
その名の通り女子高生が自転車に乗るアニメ。
原作とだいぶ絵柄も違うし、正直最初の頃はあんまり面白くないので、早々に見るのをやめてしまった人が多いかもしれない。
ただ第6話からのレース編からスポ根しだしてだいぶ面白くなった。自転車部が協力して優勝を目指す姿は見ていて熱くなるものがあった。
そこにはチームの友情が育まれていくさまが、ハッキリ分かりやすく描かれていた。
5話くらいまでで見るのをやめてしまった人はもったいない。私もそこまでは惰性で見ていたけどね。