これだよ、こういう回が見たかったんだよ! 伊藤睦美先生ありがとうございました!
まるでRPGのクエストみたいな脚本。これぞファンタジーという感じ
花火の打ち上げを成功させるため、パチパチ花を採ってくる、というクエストを受注したみらい達。探索班と調査班の2班に分かれ必死の捜索。行動派のみらい、教養主義のリコという2人の特徴の違いが、久々に明示的に描かれていた回でした。
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また最後は、野生の勘で正解にたどり着いたみらいでしたが、合理的で常識的なリコが「まあ、みらいなら何とかなるでしょう」って思っちゃうくらいみらいってのは謎のよく分からんパワーがある子なのかな、と私は解釈しました。
みらいの良いところは、とりあえず勢いで突っ走るんだけど、なんかそれが大体良い方に転がることなんでしょうねえ。パチパチ花の探索も、ほぼ当てもなくウロウロしてただけなのにいつの間にか正解の洞窟の前まで来ちゃってましたし。
補習メイトの株上げ
ここ最近はほとんど出番が無かったジュン・ケイ・エミリーの3人ですが、ちゃんと成長していました。まずみらいが外に行って花を採ってくる、リコがその間図書館で調べ物をする、という役割分担は自然に感じました。
が、エミリーがみらいに付き添い、 ジュンがリコとケイが図書館へというのは違和感。でもそれには理由がありました。
まずエミリーですが、高所恐怖症をすっかり克服し、今では魔法のじゅうたんの運転免許まで取得したのです!原付みたいな感覚でとれちゃうもんなんですね、じゅうたんの免許。やっぱり小型とか大型とかあるんでしょうか。
そしてジュン。プリキュアの味方側キャラの中では珍しく不良っぽかったジュンも、今では真面目に図書館で勉強する学生に様変わり。
ケイに関しては、すっかり用意のいい子になってしまって、もはやアイデンティティが失われてしまったのではないかと心配になるレベルです。リコがさりげなくケイを「忘れ物女王」 とディスってましたが、気持ちはわかりますね。うっかり忘れものしなきゃケイらしくないんじゃないの~って。
その後、なんやかんやでプリキュアに変身するところはまた誤魔化されてしまったのですが、注目したいのはクライマックスの花火を上げるシーン。
いつもならみらい、リコ、はーちゃんだけがクローズアップされるような場面ですが、今回はジュン、ケイ、エミリーも単独カットが用意されているという羽振りの良さ。
この3人、もうちょっと頑張ればプリキュアのサポートキャラくらいには昇格できそうですが・・・。
作画は微妙も、全体的にはそこまでではなかった。
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今回は河野作監回。そう聞くだけで少し緊張してしまうのではありますが、今回先行カットで真っ先に流れてきたのが上のようなリコだったから大いに不安を感じました。
ちなみにLINEのプリキュア公式アカウントで流れてきたのは、同じ場面でもっとひどい作画のリコでしたw
でも、本編で確認するとLINEの方はどう見ても中割なんですよね。なぜ担当者はそこをピックアップしたのか……。甚だ疑問ではありますが、そこまで作画がひどく無くて安心しましたよ。
次は夢の中のメルヘンチックな回になるようですね。夢オチが早くも予想されますが、三幹部とヤモーさんも一応復活するみたいで。どんな話になりますやら。