1.時おりミュージカル調だ
さすがに全部歌って踊ってというわけにはいかないですが、今作の新要素。ダンスシーンのキレキレの作画、かわいいダンスは女児にも大友も必見でしょう。
2.ほとんどがバトルシーンだ
昨年のオールスターズでは歌とダンス重視で、バトルはチョロっと、みたいな感じでしたが、今年のはほぼ全編バトル。プリキュアたちは敵と拳を交えながら、時おりフォーチュンスターバースト、ロゼッタリフレクションなど声に出して読みたい必殺技を連発。
敵キャラはディスピア、ノイズ、ゴーヤーン、ピエーロなど歴代のラスボスたちが集結し、プリキュアと世代を超えたバトルを繰り広げるのも熱いです。
頼れるキュアエコー先輩「ゴーヤーン?ピエーロ?ボコボコにしてやんよ」
3.シナリオ重視だ
個人的に今回の一番の見どころはこの点だと思っています。全員集合のお祭り映画ではとにかく色々ばばーっと出して、シナリオがほとんど印象に残らないことが多いですが、今作はシナリオにもきちんと力を入れてるのが伝わってきました。
キュアミラクルとキュアマジカル、ハッキリとまほプリの2人が“主役”となっていて、 2人がほとんどの場面で中心になって、先輩プリキュアに助けられながら成長していく映画になりました。
離れ離れになっていた2人が再開したシーンなんか、控えめに言って早く結婚した方がいいんじゃないかと思いましたね!いい百合アニメでした!
また、ゲストキャラのバックボーンとなるエピソードも、秋にやる映画並みにちゃんと作られてます。
あと、ミラクルライトを振って応援するとなんだかんだ都合よく復活、という展開が控えめだったのも良かったですね。
TVシリーズをあまり、または全然見たこと無いよ~という人も、入りやすかったのでは。
4.活躍するプリキュアを絞っている
まほプリTVシリーズのシリーズ構成である村山さんが今回の映画の脚本も書いたので、本当にまほプリの2人が大事にされていましたね。そのまほプリ2人を中心にドキプリ~姫プリ、キュアエコーなどに絞ってスポットをあてていたので、一人一人の印象的なシーンは増えたと思います。
ただその分ほとんど今回出番があったか?という過去作プリキュアもいたのですが……。主にSS、プリキュア5、主人公以外のフレプリ~スマイル勢。
なにぶん、44人という大所帯。これは致し方ないことかなと感じています。こんな人数をまとめられる超人的な脚本家がいたら見てみたいです。
スマプリ以前の過去のプリキュアそれぞれの活躍が見たい!という方は、昨年や一昨年の映画の方がいいかも。
商業的には、どっちがいいんでしょうね~。長年見続けている大友的には過去のプリキュアの活躍が見たいという人が多そうですが……。女児には知らないキャラばっかりよりも、こっちの方がいいんじゃないかという気がします。
http://p.twipple.jp/Qu3vu
mktnの出番?ハハッ、勿論あるわけないでしょ。
なお、恒例のEDのダンスシーンではちゃんと各チームそれぞれのカットがあります。
あと今回はキュアピーチ・キュアブロッサム・キュアメロディ・キュアハッピーの4人が急造チームを組むのですが、そのコンビネーションが見事にバラバラで楽しかったです。
5.台詞があるキャラが多い、声優さんが多い
キャラを絞ってるとは言いましたが、今回は出演声優さんもかなりの人数でした。まほプリ、姫プリはもちろん、ハピプリ、ドキプリのメンバーにも全員台詞があったのも嬉しかったですね。
あとは基本ピンクだけですが、キュアマリンこと来海えりかは今回も優遇されており、しっかり喋ります。
キュアダイヤモンドこと菱川六花ちゃん(CV:寿美菜子)が、キュアマジカルことリコ(CV:堀江由衣)を「新人」よばわりするシーンはヒヤヒヤしました。中の人は13歳年下ですからね!
http://precure-diamond.tumblr.com/post/94625398049
六花ちゃん推しの私としては、台詞があっただけでもイイ……。
まあこれだけ人気声優が集まるのは、プリキュアオールスターズくらいじゃあないでしょうか。
6.多彩な小ネタ
えりかが吠える!えりかがやよいのお株を奪うダブルピース!
あかねがツッコミ!
ブッキーといつきが顔芸!
マナがリコを口説く!
あゆみがリコをお姫様抱っこ!
カオルちゃん、お巡りさん、増子美代など歴代のモブキャラも集合!
ゆいちゃんもモブ扱い!(ひどい)
https://pbs.twimg.com/media/CcnaOnVUUAElsUZ.jpg
プリキュア界一の嫌われ者、ブルーは出ない!(安心)
他にも色々とあった気がします。みんな劇場で探してみましょう!